タケ兄――――本名、栗原武(くりはらたける)。
3歳年が離れてて只今大学3回生。
大学生になると同時に家を出て1人暮らしを満喫している。
家を出て行った頃はズルい、とか悔しいとか思ったけど、タケ兄も同じ時間ここで過ごしてきたんだと思うと自分がみすぼらしく思う。
所詮タケ兄はもう立派な大人であたしはまだお金を稼げない子供。
この3年という月日は変えることは出来ないけど、変わることを強く願う。
あたしの意志なんか関係なく早く過ぎ去ってしまえばいい。
モノクロの毎日はいらない。
涙を流していることに気づいて目が覚めた。
東の窓から朝日が差し込んでいて眩しく、外からは鳥の囀りが聞こえる。
「――――……夢、か」
久しぶりにあの夢を見た。
タケ兄が家を出て行った頃はよく見ていたけど最近は見ていない。
久しぶりにタケ兄に会ったからかな。
3歳年が離れてて只今大学3回生。
大学生になると同時に家を出て1人暮らしを満喫している。
家を出て行った頃はズルい、とか悔しいとか思ったけど、タケ兄も同じ時間ここで過ごしてきたんだと思うと自分がみすぼらしく思う。
所詮タケ兄はもう立派な大人であたしはまだお金を稼げない子供。
この3年という月日は変えることは出来ないけど、変わることを強く願う。
あたしの意志なんか関係なく早く過ぎ去ってしまえばいい。
モノクロの毎日はいらない。
涙を流していることに気づいて目が覚めた。
東の窓から朝日が差し込んでいて眩しく、外からは鳥の囀りが聞こえる。
「――――……夢、か」
久しぶりにあの夢を見た。
タケ兄が家を出て行った頃はよく見ていたけど最近は見ていない。
久しぶりにタケ兄に会ったからかな。


