SEASON

こちらに向けられる光がまぶしくて思わず目を細めてしまう。

「眩しいけど目、細めないでー」

いわれ思いっきり目を見開く。

「オッケオッケ。んじゃいくぞー、さん、に、いち」

――――カシャ

「お疲れー」

今、何をやってるかというと、SEASONのホームページに載せるメンバーの写真を撮ったところ。

陽生の提案でなぜか手には手錠、背景にはよく囚人の写真の背景にあるようなしましまのもの。

基本手錠は手にかけて撮るみたいなこといってたけど、4人それぞれ用途が異なっていた。

あたしは普通に手錠されて目線をはずして撮ってもらった。

あたしの右隣では千秋が無理して手錠を壊そうとしているところ。

左隣には風幸が得意げに片手にはずした手錠を持っているところ。

その左隣には陽生が胸の前まで手錠で縛られた手を持ってきてこの中で一番潔く笑っているところ。

…一人一人の個性にすっごくあってると思う。

カメラ役はカジさん。

いつもはマーでバーテンダーしてるけど今日は特別にカジさんの自宅で写真を撮ってもらった。

一時期はプロのカメラマンを目指してたらしいんだけど、世界は広いことを知って今に落ちつたらしい。

一度はプロを目指したからカメラについて結構な知識を持っているカジさんはよくマーで活動するバンドの写真を撮ってあげてるらしい。

「まいど思うことながらこのバンドはみんな個性的だねぇ」