「捺未は?」
「ん?」
「捺未の事知りたい。教えて!」
朱理に言われ少し戸惑う。
みんなの話を聞いたからにはあたしも言わなきゃ駄目なんだろうけど、何を話たらいいか……。
せっかくの楽しい雰囲気を壊したくない。
これが一瞬の事でも、あたしの手で壊したくない。
「……あたしは3人兄弟の末っ子で上に兄が2人いるんだ」
答えない訳にはいかず、差し障りのない普通の事を言うと愛菜が食いついてきた。
「お兄ちゃんいるの?いいなぁ、愛菜もお兄ちゃん欲しかったぁ。捺未のお兄ちゃんって今何歳?」
「大学2回生と社会人の24歳」
「あ、2回生って千鶴のお兄ちゃんと一緒じゃない?」
「うん、あたしのお兄ちゃんも今2回生!同い年だったんだねぇ」
笑顔で答える千鶴にあたしも自然と笑顔がこぼれる。
千鶴はちっさくて目がぱっちりしていてえくぼも合って可愛いと思う。
サイズがちっさいからか小さい子みたいに守らなきゃってついつい思ってしまう。
これが保護欲って言うの?
男子じゃないけど守りたくなるね。
「ん?」
「捺未の事知りたい。教えて!」
朱理に言われ少し戸惑う。
みんなの話を聞いたからにはあたしも言わなきゃ駄目なんだろうけど、何を話たらいいか……。
せっかくの楽しい雰囲気を壊したくない。
これが一瞬の事でも、あたしの手で壊したくない。
「……あたしは3人兄弟の末っ子で上に兄が2人いるんだ」
答えない訳にはいかず、差し障りのない普通の事を言うと愛菜が食いついてきた。
「お兄ちゃんいるの?いいなぁ、愛菜もお兄ちゃん欲しかったぁ。捺未のお兄ちゃんって今何歳?」
「大学2回生と社会人の24歳」
「あ、2回生って千鶴のお兄ちゃんと一緒じゃない?」
「うん、あたしのお兄ちゃんも今2回生!同い年だったんだねぇ」
笑顔で答える千鶴にあたしも自然と笑顔がこぼれる。
千鶴はちっさくて目がぱっちりしていてえくぼも合って可愛いと思う。
サイズがちっさいからか小さい子みたいに守らなきゃってついつい思ってしまう。
これが保護欲って言うの?
男子じゃないけど守りたくなるね。


