SEASON

ショックのあまりその場にいた学年主任に早退することを告げ、陽生の車に乗り込み家に帰った。

無言のまま車を降りて部屋の鍵を開けてベッドに倒れ込む。

スプリングて跳ねる体が鬱陶しい。

今は何も考えたくない。

今日の文化祭の反響や明日のことなんか。

あぁ…平和な高校生活よ、さらば。

笑い事じゃなくて深刻な事だよこれは。

誰も悪くない。

あたしが無意識のうちにやってしまった事だから誰かを責めることも出来ない。

ゴロンと仰向けになって天井を見た。

考えたくないのに、ぐるぐると考えはまわる。

そして気づけば寝ていた。


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グーー…

「…何」

…グー

「…お腹すいた」

なんとも恥ずかしいことにお腹がすいて目が覚めた。

女子高生なのにこんなのどうよ。

ケータイの時計を見るといつも起きる時間より20分くらい早い。

「…学校」

文化祭の翌日にも通常授業がある東野高校。

翌日くらい休みでもいいじゃんか。

「休もっかなぁ…」

自分の言葉に力なく首をふる。