「あ、君!ここは関係者以外立ち入り禁止だから」
と言って追い出そうとする会長さん。
あたしが慌てて声をかけようとする前に聞き慣れた声が聞こえた。
「ちょっと待った!最後の一人そいつなんだけど」
「え?」
会長さんは驚いて声を出した人物――――陽生を見た。
「捺実もメンバーだから」
「えっ?」
会長さんはなんとも腑抜けた顔をして陽生を見た後、あたしを見た。
「えっと…seasonのギター担当です」
そこまで言って会長さんはあたしを追い出そうとする力を抜いた。
腑に落ちなさそうな顔をする会長さんに何故か申し訳なく思って軽く会釈し、3人の元へ行った。
3人ともいつもと変わらないラフな格好で、ピアスはあまり目立たないものを着けていた。
高校生を刺激しないように考えて来たのか、学校たってのお願いなのかは知らない。
そこまで観察したときふいに千明が奇妙な行動をとった。
そう――――いきなり抱きついてきたんだ。
「!!!!!?ちょ、千明????!」
「捺実の制服初めてやなぁ」
突然の行動にパニクるあたしをよそに千明の声はわりかし嬉しそうだった。
「はっ?意味わかんないって!」
「捺実が制服着とるー」
何々!
これは何?!
ここに来て千明の制服フェチが浮上するの?!
ちょ、それは嫌なんですけどー。
「本当に意味わかんないって!離れてよ!千明には心さんがいるでしょ!」
早く離して欲しい一心で言った言葉に千明は理解したのか、やっと離してくれた。
と言って追い出そうとする会長さん。
あたしが慌てて声をかけようとする前に聞き慣れた声が聞こえた。
「ちょっと待った!最後の一人そいつなんだけど」
「え?」
会長さんは驚いて声を出した人物――――陽生を見た。
「捺実もメンバーだから」
「えっ?」
会長さんはなんとも腑抜けた顔をして陽生を見た後、あたしを見た。
「えっと…seasonのギター担当です」
そこまで言って会長さんはあたしを追い出そうとする力を抜いた。
腑に落ちなさそうな顔をする会長さんに何故か申し訳なく思って軽く会釈し、3人の元へ行った。
3人ともいつもと変わらないラフな格好で、ピアスはあまり目立たないものを着けていた。
高校生を刺激しないように考えて来たのか、学校たってのお願いなのかは知らない。
そこまで観察したときふいに千明が奇妙な行動をとった。
そう――――いきなり抱きついてきたんだ。
「!!!!!?ちょ、千明????!」
「捺実の制服初めてやなぁ」
突然の行動にパニクるあたしをよそに千明の声はわりかし嬉しそうだった。
「はっ?意味わかんないって!」
「捺実が制服着とるー」
何々!
これは何?!
ここに来て千明の制服フェチが浮上するの?!
ちょ、それは嫌なんですけどー。
「本当に意味わかんないって!離れてよ!千明には心さんがいるでしょ!」
早く離して欲しい一心で言った言葉に千明は理解したのか、やっと離してくれた。


