ふわり、と髪が一房頬に触れた。
下を向いていたけど、横目で見えた。
綺麗にカールした髪。
あたしの髪なのに、不思議な感じ。
そっと持ち上げると、毛先が軽く伸び縮みして揺れる。
バネみたいだ。
中の輪に指を通して遊んでみた。
内側に飛び出ている短い毛が、指に当たってくすぐったかった。
「…なんか、子供みたい。」
「え、えへっ。」
取り敢えず指を抜く。
行き場をなくした指は意味もなく空中を彷徨った。
「珍しいな〜って。」
「これから好きな時に巻いてあげる。」
「ありがとう。」
最初は少し腰が引けていたけど、今は嬉しくて仕方ない。
またおろされた髪をつまみ上げ、左右をに振る。
しなやかに揺れた。
下を向いていたけど、横目で見えた。
綺麗にカールした髪。
あたしの髪なのに、不思議な感じ。
そっと持ち上げると、毛先が軽く伸び縮みして揺れる。
バネみたいだ。
中の輪に指を通して遊んでみた。
内側に飛び出ている短い毛が、指に当たってくすぐったかった。
「…なんか、子供みたい。」
「え、えへっ。」
取り敢えず指を抜く。
行き場をなくした指は意味もなく空中を彷徨った。
「珍しいな〜って。」
「これから好きな時に巻いてあげる。」
「ありがとう。」
最初は少し腰が引けていたけど、今は嬉しくて仕方ない。
またおろされた髪をつまみ上げ、左右をに振る。
しなやかに揺れた。


