息子は、暫く、キリンを見詰めていた。 どんなこと考えながら見てるんだろう。 私はそれを横で眺めていた。 キリンは天に届きそうな、その長い首をいっぱいに伸ばし、高い木の葉っぱを美味しそうに食べていた。 子供のキリンもいて、お母さんキリンにずっと寄り添っていた。 それを見てたら、息子を抱っこしたくなった。 「よしっ!帰るか~!それ~っ!」 「きゃああああああ♪」 子供を抱き上げて、飛行機にして駐車場まで走った。