「ゆりかあ,どうかした?」 咲と,もう一人の親友,真由が心配して来てくれた。 二人はもちろん,先生への気持ちを知っている。 弘樹を私がかわいがってることも。 迷ったけど,私は二人に話すことにした。 「私,先生が好きなのに…なんか変だよ」 キスの事は言えなかったけど… でも二人には分かって欲しかった。 「う~ん」 二人の声が重なる。