温かい手。



手を繋ぎ、ゆっくりとゆっくりと歩く。





「美知さん・・・私、美知さんのこと好きになってしまったみたいや」




空を見上げてゆっくりと言った。






緊張してるはずやけど、気持ちは落ち着いてる。



きっと手を繋いでるせいや。




「稔さん・・・ほんまですか?私は、ずっと前から稔さんのこと好きやったんです」






えらいこっちゃ。




美知さんも・・・


好きでいてくれとったなんて。