†††

分厚い壁が そこにある


あたしの前を阻む壁



それは とても 大きくて


とても、


とても、大きくて・・



一歩も前に 進めない



いつでも ただただ


見えぬ先を 見やるだけ



知っている


だけど、知りたくない



その壁は、


あたしの中にあるもので


ただの弱さと知っている



だけど、


まだ何も知りたくない



ズルくても、


情けなくても それでいい



今はただ


自分の壁を前にして


どう料理をしてやるか


黒くほくそ笑む



それで いい


†††儚くも黒いものたちへ