いけい☆ミラクル

私も諦めて勉強道具を取り出す。
静かな体育倉庫に、二人のシャーペンを走らせる音だけが響いた。

…いやだな、二人も人がいるのに沈黙なんて。

私、静けさには耐えられないのに。

そう思い、私は朱光に話題を振った。