私も諦めて勉強道具を取り出す。 静かな体育倉庫に、二人のシャーペンを走らせる音だけが響いた。 …いやだな、二人も人がいるのに沈黙なんて。 私、静けさには耐えられないのに。 そう思い、私は朱光に話題を振った。