「神の血か?」 「はい」 フッと外を見て鼻で笑うハビ。 「神の血など関係ない。現に今の状況がそうだろう…」 窓の外を見ると廃れた街。 貧困に苦しむ村々が後を絶たない現状。 政治は独立し勝手な政治を繰り返す。 神などという存在はとうに消えていた。 今は代々続く"ロザリオ"の名もただの上級貴族 程度になっていた。 .