「マジ流奈は変わったよ」
「そうかな……」
「ぶっちゃけ、あのままいったら、あたしは友達やめてたかもしれない」
「マジで言ってんの?」
「あのねぇ~、流奈は異常だったよ!あの冷めた目で人を殴ったりしてたのは流奈じゃなかったもん」
「ヤバイね、それ」
「ヤバイってもんじゃないよ。あたしからも翼くんには感謝だよ」
「そうだね。翼が変えてくれたんだよね」
「翼くんから離れんなよ?翼くん傷つけたら罰当たるからね。あんな人いないよ」
「そうだね。大切にするよ」
「ぁ~あ、あたしの彼氏にも翼くんの爪の垢を煎じて飲ませたい」
「なに言ってんの。理恵はわがままなんだよ」
「それはわかってる」
理恵といても翼の話題。
あたし大切にされてるんだね。
本当幸せだよ。
「流奈、また買い物行こうね!翼くんの仕事のとき」
「行こう、行こうね!」
「そろそろ帰ろうか?」
「うん、翼とデートだしね」
「はい、はい!]
途中の駅で理恵とバイバイした。
「じゃ、また連絡ちょうだいね!」
「わかった。理恵、気をつけてね!!」
「はいよ~!」
あたしは蹴りもバスに乗って、家に帰った。
「今日は結構歩いたなぁ」
時計を見ると7時前だったので、翼に電話をかけた。
「もしもし、翼?何時くらいになりそう?」
「あ~、8時すぎになっちゃうかも。ごめんな。待っててな」
「うん、わかった。大丈夫だよ!また近くになったら電話ちょうだい」
「わかったよ!」
「じゃあね」
電話を切ると、さっき買ってきたパジャマを取り出し、畳んでベッドの上に置いた。
そのとき、使い捨てのカメラがきれていたことを思い出し、近くのコンビニまで行くことにした。
時間はまだ7時半前。
あたしはコンビニで雑誌を立ち読みしていた。