「バカ!流奈、なにニヤけてんの?エッチ~」

「違うもん!!ニヤけてなんかないもん!」

「バカ流奈~!!」


そう言いながら翼は、ベッドに座っていたあたしを、そのまま押したおした。


何度エッチしても翼とのこういうムードは、いつもあたしをドキドキさせてくれた。


目の前に翼の顔があるのに目を合わせられないあたしがいた。


翼はあたしにKISSをすると、ギュッと抱きしめてくれた。


このままずっとこうしていたい……。


そう思いながら翼を思いっきり抱きしめた。


「流奈?どこにも行かないでな……。俺の流奈でいてな?かならず幸せにするから。流奈のこと、どんなことがあっても守るから」

「翼も流奈のそばから離れない?ずっと一緒にいる?」

「いるよ。ずーっとね、ウザがられてもね!」


翼はあたしの首すじにそっとKISSをした。


翼の唇は温かく、気持ちが体中に伝わってくる気がした。



翼の手があたしの体に触れたとき、心臓を掴まれているくらい、胸がキュンとなるの。


翼をエッチしていると、あたしのすべてが埋まるような気がするの。


幸せなんだ……。


一緒にいることが、笑いあえることが、翼の胸の中にいるときが。


翼があたしにするKISSも、あいをすごく感じる優しいSEXも。


笑顔も、不安な顔も、やきもち屋さんなところも。


翼のすべてが大好きで愛してるよ。


あたしたちは裸のまま布団をかけて寝転がっていた。


「流奈?愛してるよ……」

「ヘヘッ。翼のバカ!」

「流奈は?」

「愛してるよ」

「俺、マジ幸せもん!」


翼はあたしの胸の上にキスマークをつけた。


「これで浮気できねぇ~な!魔除けだ」


うれしかった。愛がすごく心地よかった。