。☆゜星空゜☆。



幸せだった……。


こんな出逢い方もあるんだと自分でも信じられなかった。


あの日、あたしが男と遊ばなかったら。


雄也とケンカしなかったら。


あてもなく公園にたどり着かなかったら、翼には出逢うことなかったんだよね……。


そう、出逢うことなかったんだ。




翼は毎日、仕事だった。


休みは日曜だけ。


海へ行った日から1週間逢ってなかった。


毎日の電話だけで我慢していた。


電話だけで繋がっていた。


仕事が終わってからいつも「逢いにいく!」と言ってくれる翼に「我慢、我慢」って断っていた。


疲れてるのわかってたから、すごく逢いたかったけど我慢していた。


土曜日の昼休みに翼から電話が来た。


ピッチのディスプレイに翼の名前が出るだけで、あたしの顔はほころんだ。


「流奈、明日は休みだから海でも行く?」

「うん!でもさ、もうこの時期ってクラゲたくさんいるよ?」

「だよなぁ……。じゃ、プールでも行く?」

「うん!行くぅ~♪」

「じゃあ、今日ウチ来る?」

「えっ?」

「変な意味じゃないよ。逢いたいから……」

「うん!行く!」

「じゃ、仕事終わったらそのまま迎え行くから」

「わかったよ!支度しておくね」


久々に翼と逢える……。


ドキドキだった。


張り切って支度し、ばっちり化粧した。


バッグにこの間、理恵と買い物行った水着を入れて、洋服も何時間もかけて選んだ。


いつもジャージかコテコテのヤンキー服ばかり着ていたから、久々に着たオシャレ服はなんだか変な感じだった。


支度を終えると、翼からかかってくる電話をいまかいまかと待ち、ピッチと睨めっこしていた。