透き通った水の飛び散るように、音が会場を満たしていく。 すぐそこで小さな女の子が踊っているのが見えた。 その隣で微笑むお母さん。 手拍子を打ってくれるおじいちゃんも見える。 いろんな人が笑顔になる。希良はいつのまにか吹きながら笑っていた。 吹きながら楽しいと思った。 こんなに楽しいのは初めてだった。 会場が熱気に包まれるのを感じながら希良は思う。 コンクールはもっと楽しいのかな。 コンクールまであと1週間。