アイドル様とヒミツな恋を。




「何で来てるのー!?」


その叫びは、竜人の手に塞がれて届かない。



「席に案内してもらえますか?メイドさん?」



ニヤリと竜人が笑った。



「うっわー!愛花ちゃん似合ってるね!!抱きしめたいよ!!」



聞き覚えのある声がして、咲哉くん達がヒョコッと顔を出した。





―プチッ




何で全員来てるのよッ!


そう叫びたいのを押さえて

「こちらへどうぞ!!」


嫌味っぽく私は言って、竜人達を案内した。