いつもは俺より早く家に居るか、同じくらいに家に着くであろう彩乃の姿がまだない。


ん?何でだ?


そう疑問に思いながらも、最近のハードスケジュールで睡眠時間が少なかった俺はベットに倒れ込んでそのまま眠りについた。




しばらくして人の気配で目が覚める。


「ん…彩乃?」


そう言って目を開けるとそこには彩乃の姿があった。


「遅くなってごめんね。」


そう言う彩乃の顔は明らかに泣き顔だった。


俺の冗談にも笑わない。


すると彩乃が口にした言葉が


「善輝…来てすぐにこんな話しをして申し訳ないんだけど…
別れて…欲しいの…。」


だった…。