檻の中の姫

ユリアを負ぶったセイは軽々と上へ上へと上がっていく。






「あなたってスゴイのね!!」






初めてのおんぶと高さに興奮気味のユリア。






「当たり前だろ?」






「あなたのお友達の家ってまだ?」






「もうすぐだ。


アイツは変わったヤツだから家の周りに結界が貼ったある。」






変わってるって・・・






あたしその人に預けられるんだよね?