檻の中の姫

「木の上って・・・」





この木・・・





すごく高い・・・





「どうやって上るの?」





「お前を負ぶって上まで飛ぶ。」





「はい?」





飛ぶって・・・





「早く乗れよ。」





ユリアは迷ったが、





この木の高さを見れば





セイの言うことを聞くしかないと思った。