檻の中の姫

「バカはお前等じゃないのか!?」






少年は風ほどの速さでモンスター達を抜いた。







「お前等より遥かに強いヤツが近づいてるのにも気付かないで。


そうやって、バカみたいに立っとけよ。」





やっと、モンスターが見えないところまで着て





ユリアが少年に話しかけた。





「さっきの本当なの?」





「何が?」






「だから、強いヤツって話!!」