檻の中の姫

「いつから!?」





ユリアは全く気付かなかった。






「俺もさっき気が付いた。


弱いヤツらだが、この数じゃな・・・」





ユリア達は十数匹のモンスターに囲まれていた。






「どうするの?」






ユリアは不安そうな顔で少年に聞いた。






「お前がいる以上、ムリはできねぇし。


とりあえず、アイツの所まで逃げるか。」