檻の中の姫

「まぁココら辺はな・・・」





「そう。


じゃ、私はこれで。」





ユリアは立ち上がり歩き出した。





「お前何考えてんの!?」





その後を少年が追う。





「何って、私ココで暮らそうと思って。」





「ココで暮らすのは構わないけど・・・


まさか一人で!?」





「そうよ。」





ユリアは『何か問題でも?』と言うような顔をした。