月曜日。

待ちに待って・・・はないけど、昨日からうずうずして待ってた卒業式当日。

朝から靴箱で、祐樹に出くわした。

祐樹は何かニコニコしてて、若干キモかった。

「・・・何ニコニコしてんの??」

不審者を見る顔でそう訪ねると、祐樹は急に青い顔になった。

「・・・ニヤニヤしてねぇよ」

「誰もニヤニヤしてるなんて言ってねぇし」

ニコニコって言ったんだし。

「はっはーん・・・美紀ちゃんと何かあったね??」

美紀ちゃん。

祐樹の好きな子で、まあイメージは・・・フワフワ。
マシュマロみたいな。

「はっ?!なんっもねぇよ?!・・・・・・実はさ、今度遊ぶことになってさ!」

なんもねぇんじゃねぇのかよ!