支度ができた所で。



「さぁいこっ!!」




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図書館に来たあたしとレンは何かいい手がかりでもあればと思い本を読んだり探したりした。


夏休みのためか学生達がけっこうちらほらと勉強している人…本を読んでいる人…いろんな人が図書館を利用していた。

あたしも一生懸命に本を読んでいるのだけれど、どうやら集中力がなくなってきたらしく……。

隣に座って本を読むレンを見た。

真剣に本を読んでいるレンの横顔に少しうっとりしてしまった。


(…////うわぁっ!!何かすごく絵になるよね~やっぱレンってかっこいいな。)


そう思い見ていて…ふとあたしの視線に気付いたレンがふっとあたしを見た。

「早紀?何かいい本ありましたか?」

レンの言葉にはっとして…!!


「ぅあっ…!!あっ…なな何もないよっ!」


急でびっくりしてしまったあたしは思わず変な声を出してしまった。

「ふふっ。早紀何を見ていたんですか?そんなに僕の顔に何かついてましたか。」

そう微笑むレンに高鳴る鼓動を抑えられずあたしはポツリとつぶやいた。


「…レンがあまりにもかっこいいから…つい……あっ…!!」


思わず言ってしまった言葉…。