「はいっ、ついたよ」



ついたのは、

めっちゃでかいマンション。


「うわっ、でかっっ!!」


「大きいけど、部屋は小さいよ?」


「まじ?」


「うん」



夏輝、こんなとこに住んでたんだ。

すっげー…。


金持なのか?



「お前、男いねーの?」


「へっ?」


部屋に着く直前


俺が聞いた。


「いんの?」


「いないよ?どうして?」


「いや、いるなら俺が来ていいのかな?
って思ってさ」


「そっか」



彼氏いねーんだ。


夏輝。


なんか安心。