それでも、あたしはひどく弱い人間だったから、いつも神様を求めてた。 時折、どうしようもなく祈りたくなった。 どうか、あたしと郁の幸せを壊さないで下さい。 あたしから郁を奪わないでください。 だから。あたしの神様は、郁だったんだ。