次の日の帰り道、
雨が降ってたからあたしは
迎えを呼んだ。




校門の裏で車を待ってると、
話し声が後ろから迫った。




うん、何度も聞いた、
まだキッパリ忘れられてない、
愛おしい声。




塚田の声。




それと
女の子の楽しそうな笑い声。




しばらくすると
ついに横を二人が通った。


目に浮かんだ涙で
ぼやけてょく見えなかったけど、


分かったのは相合い傘をして
手を繋いでたこと。





もう消えたくなった。




このあとにぁる塾が憂鬱だ。