【連作集】風ネコと家ネコ

『きおった、きおった』


『最近の若者は着地も出来ぬとは世も末じゃの』


『これこれ、それは言い過ぎじゃよ』


何やら…ぼくを囲んで言いたい放題のふざけた会話が繰り広げられてる。


痛む頭を押さえて、辺りをそっとうかがう。