「え?」 僕は下げていた頭をあげた。 やはりおじいさんは僕に話かけたらしい。 「野球でもしていたのかい?」 「やや、野球?」 いや、昔の漫画では野球で老人の窓ガラスを壊すというのはよくある展開だが… 僕はどうみても少年と言う年代ではなく、無理がある。 まさかこのおじいさんは僕を泥棒だと思わなかったのか? 僕の疑いは次のおじいさんの言葉で確信に変わった。 「いや、怪我がなくて良かった。」 「………。」 実はトンカチで叩いたなんて口が裂けても言えなくなってしまった。。