若者は今度は驚いた顔で私を見た。


「いや、しかし、そう言うわけには…。」

「いいんだ。君はそのくらいの仕事をしてくれたじゃないか。」


私の言葉に若者は何か考えているようだった。


そこで私はもう一言付け加えた。


「君と一緒に食べたいんだよ。」


私のこの一言に若者は折れたようだった。


「じゃあ…すみません。」


そう言いながら私が指を指した席に着いてくれた。