さて、する事がない。

読書でもしてようか。


この家には私以外誰もいない。

その上私には息子すらいない。


女房が亡くなってから外の世界に出ることも少なくなってしまった。


まさに

“完璧なる独り”

である。


しかも、この家はだだっ広い。

さらにそれが孤独感を強調させているように感じてしまった。