「私は柊 判寿(ヒイラギハンジュ)です。」 おじいさんは僕に右手を差し出した。 僕はいまいち状況が飲み込めないまま自分も右手を差し出し、 二人は握手をする形になった。 まさかおじいさんは泥棒と握手してるなんて思ってはいないだろう。 僕は心にモヤモヤを残しながらもお部屋にお邪魔する事になってしまった。(いや、もう既にお邪魔してたが。)