あたしはまた 家のほうに走り出した。 生徒指導の怒鳴り声が 遠くで聞こえた。 秋…秋、秋、秋っ!!!! 早く秋に会いたくて 気持ちばかりが先走り、 何度もこけてしまう。 でも、あたしは 走った。 秋に気持ちを 伝えるために 「秋…あき…キャッ!!」 ドサ… これでこけたのは 何回目だろう? 膝と手のひらが ジンジンする…… 秋…助けて… 「………花っ!?」