どーしよぉ… 何か言わなきゃ… でも言い訳のしようがない… あたしは必死に頭を 回転させたがいい案が 浮かばない。それどころか、 足元がフラフラしてきた。 視界がボヤけてくる… 嘘でしょ… こんな時に貧血だなんて… しっかりしてよ… あ…た……し……… 倒れそうになったあたしは、 誰かに支えられた。 「すみません。 コイツ、具合 悪そうなんで 保健室に連れて行きます」 その声を聞いたあたしは 聞き覚えのある声で 安心したのか、 気を失ってしまった。