「私が何年、戦いを見てきたと思ってるのよ。そんなことで悩んでたら、戦えないわ」
闇珠は上を向いたままで続ける。
「いつかは、私も消えるかもしれない。あなたも消えるかもしれない。でも、戦いがなければ私は津也に会えなかった」
「この戦いが、不毛なものだとしてもか」
「そうよ。不本意な契約は何度もあった。津也とも望んで契約したわけでもない」
闇珠は津也を真っ直ぐ見ている。
「ただ少なくとも、あなたとなら退屈はしない。それに、あなたに興味もある」
「興味?」
「過去に見てきたサバイバーの中でも、あなたは異質なの。私の浸蝕も受け付けていない」
闇珠は、ツールは無意識のうちにサバイバーの精神を浸蝕していると教えた。
その浸蝕を、津也の精神がほぼ完全に遮断していることも。
「ここまで強靭な精神力を持った人間は、見たことがないわ」
ふ、と笑う。
「続きの話は出てからにしない?湯冷めしちゃうよ」
「だから、お前珠だろ」
津也も笑う。
闇珠は上を向いたままで続ける。
「いつかは、私も消えるかもしれない。あなたも消えるかもしれない。でも、戦いがなければ私は津也に会えなかった」
「この戦いが、不毛なものだとしてもか」
「そうよ。不本意な契約は何度もあった。津也とも望んで契約したわけでもない」
闇珠は津也を真っ直ぐ見ている。
「ただ少なくとも、あなたとなら退屈はしない。それに、あなたに興味もある」
「興味?」
「過去に見てきたサバイバーの中でも、あなたは異質なの。私の浸蝕も受け付けていない」
闇珠は、ツールは無意識のうちにサバイバーの精神を浸蝕していると教えた。
その浸蝕を、津也の精神がほぼ完全に遮断していることも。
「ここまで強靭な精神力を持った人間は、見たことがないわ」
ふ、と笑う。
「続きの話は出てからにしない?湯冷めしちゃうよ」
「だから、お前珠だろ」
津也も笑う。


