流星☆BOY【移行更新中】

「も、もう!なんで受け止められないのに腕なんか広げたのよ!」

 上半身だけを起き上がらせたあたしは、早速お説教だ。

そうしていないと、自分が自分でいられない気がした。

「うん、ごめんね。怪我、ない?」

 覗きこんでくるリュウセイの方を心配しなきゃいけないのに、あたしはなんて冷たい女なんだろうか。


 リュウセイは、優しすぎる。

だから、女の子に追い回されちゃったりするんだよ。


 …だから、

 ……だから…。



「ヒメリ?」

 リュウセイの言葉に、はっと我に返る。

 あたしってば、今何を考えていた…?

ものすごくありえないことが頭に浮かんでいた。


 絶対に、気のせい!!

そう言い聞かせてあたしはすくっと立ち上がる。

「ほ、ほら、教室帰ろう!」

 リュウセイはそんなあたしの腕をくいっと掴んで、覗き込んできた。

「ヒメリ顔赤い?体どっかわるい?」

 なんで、オトコなのにまつげがながいのよ。

 なんで、オトコなのにそんなにキレイなの?


 銀色の前髪が太陽に反射して、キラキラと光ってるように見える。

そんなことを感じるあたしは、もう意地っ張りだらけで汚れてしまってるんだ。