流星☆BOY【移行更新中】

 あたしはどうやらヒロイン向きじゃないみたい。

「あ、謝らないんだからねっ」


 本当は分かってる。

ラブレターを渡せなかったのは、リュウセイのせいじゃない。


でもここまで培ったあたしのちっぽけなプライドが、リュウセイを悪者にしてしまった。

 後悔ばかりで、何一つうまくいかなくて、なんだか涙が溢れてくる。

そんなあたしのことなんて、全然リュウセイは分かっていない。


「うん、ヒメリは悪くない」


 そういって腕を広げたままリュウセイは、苦しいくらいのハチミツスマイルを向けてきた。


「やっぱり……リュウセイのばかっ!」

 フェンスから手を離して、リュウセイの腕に飛びついた。


 ……本当にわかってないんだから。


 しかし、考えれば分かることだった。

リュウセイはあたしよりも小さいんだから。


「いったぁ~」

「いててて…」


 あたしを受け止めきれず、リュウセイは背中から地面に倒れこんでしまった。

それでもあたしを放そうとはせずにいてくれたことが、少しだけ胸にしみる。