(彩芭エンド)
「いただきます、彩芭」
悪夢が口ずさむ
体では抵抗出来ずに、心で叫びをあげた
止めて
先ほどからそれしか頭になかった
助けて
終わりがくるまでそればかりを求める
私じゃ、私を救えない
だから、『誰か』を求めて
「突入しろ!」
それは報われた
号令からなる、騒音
幾多の足音が部屋に入り
「ぐ、さい、は……!」
呻く彼はいずこかにか連れ去られた
見覚えのある警官たち
皆、あの時と同じように武装して
そして
「怪我ぁないかい。藤堂さん」
あの時と同じように私を救ってくれた
「くに、もと、け……」
その救い主の名を呼ぼうにも意識は半分夢の中


