こすもすをそっとくわえてぼくは歩いた。
ぼくは歩いてそこで歩くのをやめた。
ぼくの目の前の原っぱにいっぱいのこすもすが優しく揺れていた。
「ここなら君はひとりぼっちじゃないね」
ぼくは、こすもすをそっとそっと草の上に置いて、鼻先をくっつけた。
「あのね、ぼくももう、ひとりぼっちじゃないよ」
いっぱいのこすもすが嬉しそうに優しく揺れてくれてた。
「ねぇ、ありがと、みんなでいっぱいお話できるね」
ぼくは、また、鼻先が『ふんっ』ってして、体が『ふわっ』ってした。
そんなぼくを君が嬉しそうに優しく見つめてくれてる気がしたんだ。
「君のいるここにまたお話しにくるからね」
ぼくは、今度はひとりで歩きだした。
「またね…」
涼しい風と一緒に小さく聞こえた気がした
「うん、またね」
歩き出していたぼくは、もう一度歩くのをやめて原っぱの方を振り返った。
「これからもいっぱいいっぱいお話しようね、ずっと…」
ぼくは歩いてそこで歩くのをやめた。
ぼくの目の前の原っぱにいっぱいのこすもすが優しく揺れていた。
「ここなら君はひとりぼっちじゃないね」
ぼくは、こすもすをそっとそっと草の上に置いて、鼻先をくっつけた。
「あのね、ぼくももう、ひとりぼっちじゃないよ」
いっぱいのこすもすが嬉しそうに優しく揺れてくれてた。
「ねぇ、ありがと、みんなでいっぱいお話できるね」
ぼくは、また、鼻先が『ふんっ』ってして、体が『ふわっ』ってした。
そんなぼくを君が嬉しそうに優しく見つめてくれてる気がしたんだ。
「君のいるここにまたお話しにくるからね」
ぼくは、今度はひとりで歩きだした。
「またね…」
涼しい風と一緒に小さく聞こえた気がした
「うん、またね」
歩き出していたぼくは、もう一度歩くのをやめて原っぱの方を振り返った。
「これからもいっぱいいっぱいお話しようね、ずっと…」