教室に入ると雅人が悠々と俺の方に近づいてきた。 というか雅人とは同じクラスだ。 「姫菜ちゃん。今日もかわいかったね。」 《お前マジぶっ飛ばすぞ?》 雅人は(たぶん)姫菜のことが好きだ。 雅人は気付いていないだろうけど。 「姫菜はいつでもどこでもかわいいっつーの!!」 つい対抗意識してしまう俺。 《ガキみてえ。》