私は言ってみた 「…アズさんが好きな様に すればいいのに」 それを聞いて彼女は 一瞬、目を見開く 「……もう 充分だよ」 ―― そう笑う顔が なんだか『聖女』みたいでムカついて 思い切り手を引く 『……ユカ?!』 「…あんたも来ないで! ちょっと女同士の話し合いするから!!」 薬を持って来た青山さんも 目を丸くして その状況に驚く ドスドス歩きながら 2階へと上がった