「こっちだよー。」 「あ、沙耶待って~!」 さすが、屋上も広い。 柵で頬杖をついている沙耶 のところまで走っていった。 「ところでさー、沙耶。」 「んー?何?」 「何でこの学校ってこんなに大きいの?」 「そりゃあ、金持ちが集まってるような 学校だからね・・・。 まぁ、あたしは貧乏だから、 なんとか受験で這い上がって来たんだけどね。」 へぇ・・ 沙耶ってめっちゃ頭いいじゃん。