甘い言葉も、大人のキスも、結婚も、俺たちにはまだ似合わないけれど。




でも明日もこいつがここにいるなら、それでもいいような気がした。










「とりあえず結婚は、もっとキスが上手になってからだな」




「えぇーーーっ!!…はぁい、わかりました」



俺はぎゅっと強く、美紅の手を握り締める。






「それじゃあ一緒に、里季たちでも冷やかしに行くか」


「はいっ!先パイが行くなら、どこまででもついていきますっ」




end.