この彼女、危険物につき取扱注意。

里季がふぅっとため息をついて、


「沖は熱出すと甘えんぼになるからなぁ」

美紅がそれを聞いて真っ赤な顔で抵抗する。


「そんなの聞いてないです!!先パイ、沖先パイ、離してください…っ」


「やだ」


里季はあきらめたように笑って、ひらひらと手を振りながら去っていった。

これでもう大丈夫だと1人で安心する。


「美紅…」


美紅がおびえきった表情で俺を見つめる。

それを見て、ほんの少し胸が痛んだ。


「…いや、か…?」