大学にもそろそろ慣れてきた頃、俺は2年生になった。


春の暖かい空気に眠気を誘われてあくびをしながら、新入生の顔を見に行く。




…そのとき、一瞬にして俺の眠気は吹っ飛んだ。



「先パイっ!!」



聞き覚えのある声。








……嘘だろ?