「…先パイ、風邪、早く治してくださいね?」 「…風邪?」 「はい、そうですよ?」 なんだ、絶望的な空気に包まれているからどんな病気かと思えば、風邪かよ。 「…バカバカしい」 「えぇっ、なんでですか!?ほんとに、心配したんですよ…?」 なんてバカバカしいんだろう。 風邪で倒れたぐらいでこんなに泣いて心配するなんて。 「愛ゆえに、ですよ!」 大声で胸を張ってそんなことをいうこいつは、やっぱり高校のときとあまり変わっていない。 少し、安心した。