――『会いたかった……!』 貴方の力強い腕を…… ――『好きだ』 貴方の愛情を ――『俺にとっては最高の告白みたいに聴こえたんだ』 貴方の震えを ――『俺のこと、好きになってくれてありがとう』 貴方の覚悟を ――『さくらを守れるくらいの男になったら……迎えに行くよ』 貴方の約束を ――『忘れないで。さくらの右側には、いつも俺がいるってこと』 貴方の、華奢な左手を…… 全ての貴方を 覚えているんだ。