「え・・・? 去年の5月って・・・ あたしたちが別れたくらいだ・・・」 親父はずっと心臓病でさ。 でも、俺らのためにずっと働いてた。 知らなかった。 俺らなんにも出来なかった。 そしたらパッタリ ──俺の目の前からいなくなった。 それからかな… 喘息がひどくてひどくて 今は親戚の家に居んだけどさ 病院行って来たんだよ。