出会いは、そう…いつでもあたしに何の断りも無く突然やってくる。



…と、誰かが言ってた気がするけれど


馬鹿馬鹿しいなんて思ってた。


出会いはいつも“必然”で、



いつだって何かを努力して何かが変わって…



出会いが与えられるもので、“偶然”なんてありえない。



そうやってずっと思ってた。


──・・でも・・今はそうだとは思わない。




人を馬鹿にしてた今までのあたしが、



一番馬鹿だったね



「出会い」についてそこまで考えてもいなかったけど。




この間、あたしは初めて


“心がピンときたのよ!”




って言ってた誰かの気持ちがわかった気がする。



意外にもあたしは、こんなにも自分の頭が切れるなんて思ってもいなかった。




だから「ピン」ときたとき

それが本当に「ピン」なのか・・・
(ポンやパンではないことは確かなのだが)





理解するのに少し時間がかかった。